祖谷のかずら橋
徳島県三好市、山深い祖谷(いや)の地に架かる「かずら橋」は、シラクチカズラというつる植物で編まれた吊り橋です。長さは約45メートル、幅2メートル、高さは谷底からおよそ14メートル。足元の隙間からは深い渓谷が見え、歩くたびに揺れるスリルが体感できます。この橋には、平家の落人が追手から逃れるため、すぐに切り落とせるように架けたという伝承があります。また、弘法大師が村人のために造ったともいわれ、いくつかの物語が語り継がれています。
現在のかずら橋は、安全性を確保しながら3年ごとに架け替えられており、国の重要有形民俗文化財にも指定されています。祖谷渓の雄大な自然とともに、歴史と冒険を感じられる場所です。
所在地:〒778-0102 徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
公式HP:https://miyoshi-tourism.jp/spot/46/
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